とあるバレリーナのお客様の話。
私自身バレエ未経験なので、正直どこの筋肉を酷使するのか、
なぜこの筋肉に傷みが生じるのか、専門的なことはわからなかった。
バレリーナの体の使い方がわかる書籍を購入して、理解に励んだ。
バレエ専門で治療を行なっている治療院もあるようだが、
自身がバレエ経験者だったり、その道に精通していることが多いように思う。
私にできることはどこが痛いかを問診し、触診し、
少しずつ筋肉の状態を確かめながら治療をしていく。
日々の過酷な練習で、練習中や大会も痛みを我慢して踊っているという、
見た目の華やかさからは見えない苦労があるのだ。
痛みが出る、その度に1度の治療で痛みを取ってきた。
しかし、今回は痛みが消えない。
痛みのある場所に炎症があり、直接の治療では傷みが取れないのだ。
そこで、直接患部ではなく、間接的に痛みの軽減を図るために全身を診る。
全身調整を行い、血流改善を行う。
全く問題がなさそうな場所に強い傷みが出ていることもわかった。
問題点はここにあり?鍼を打ってみると、患部の痛みがかなり軽減した。
丁寧な触診は大切だと改めて思わされた。
ここはおかしい、そう訴えてくる部位を調整するとちゃんと結果がついてくる。
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